保存方法
開封したお茶は、1週間で香りが飛び、1ヶ月で味が落ちるとされてます。茶葉は、空気に触れると劣化していきます。日本茶の大敵は、湿気と光、熱です。開封後は、密閉できる茶筒に入れて冷暗所で保管します。ステンレスか木製の茶筒で内蓋つきのものが適しています。木製のものは湿気を吸収する働きがあります。茶筒がない場合は、ジッパーつきの袋がよいでしょう。
茶の変質を防ぐために冷蔵庫に保管することは良いことです。ただし、急激に温度が変化すると容器の表面に水滴がつくので冷蔵庫から出しても、すぐに罐をあけず、自然に常温に戻してから使うようにしましょう。
古くなったお茶は、油のひいていないフライパンで炒って、ほうじ茶として楽しめます。
急須
日本茶は、茶葉の種類によって急須を使い分けるのがおいしさの秘訣です。湯の温度や量、急須の大きさで味が微妙にかわってきます。玉露や煎茶、茎茶など、少な目の低温の湯でじっくりうまみを引き出すお茶は、小さめの急須を使います。番茶やほうじ茶、玄米茶など、熱湯をたっぷり入れ一気にうまみを引き出すお茶には、大き目で厚手の急須が適しています。
急須の内側の茶こしの部分は、穴が細かくあまりふくらんでいないものが良いですが、土瓶は逆に穴が大きくふくらみのあるものを選びます。
茶碗
急須同様、茶碗も茶葉の種類によって使い分けることがおいしいお茶を楽しむ秘訣です。玉露や煎茶、茎茶のように低温で入れ、色や香りも楽しむお茶は、薄手で小さめ、内側が白い茶碗が適しています。磁器製のものがよく使われます。番茶やほうじ茶、玄米茶のように熱湯で入れるお茶は、厚手で大きめの茶碗が適しています。陶器がよく使われます。
素材や色、形、大きさ、重さなど、多種多様な茶碗があります。ちょっとぜいたくに京焼清水焼や九谷焼などの美しい湯呑茶碗を使うと、一層おいしくお茶が楽しめるではないでしょうか。
煎茶の入れ方
新茶や上級の煎茶は、70℃くらいの低温で入れるとうまみや甘み、色合いを引き出すことができます。普通の煎茶は90℃前後が適しています。
熱湯を茶碗に入れて、茶碗を温めると同時に適温まで湯をさまします。急須に適度な量の茶葉を入れます。1杯につき2〜3グラムが目安です。適温までさました茶碗の湯を急須に入れ、1〜2分(深蒸し茶は30秒)蒸らしてから、温めた茶碗にお茶を注ぎます。急須に湯を入れるときは6〜7分目を目安とし、蓋との間に隙間をもたせるようにします。急須を軽く上下に振って、最後の一滴まで注ぎます。湯の量は、上級煎茶1杯60ml、普通の煎茶1杯90mlが目安です。2煎目は、お湯を入れてから10秒位待ちます。
玉露の入れ方
最高級の玉露は、50℃前後、普通の玉露は60℃前後の低温でじっくり入れると、うまみを引き出すことができます。ぬるめのお湯で、旨味成分のテアニンを引き出すことが重要です。湯冷ましを使用すると湯が早く冷めます。
熱湯を茶碗に入れて、茶碗を温めます。茶碗の湯を急須に入れ、急須を温めてから、急須の湯を湯冷ましに移します。繰り返すと湯が早く冷めます。急須に適量の茶葉を入れます。1杯3g前後が目安です。急須に湯冷ましの湯を入れ2分程度蒸らしてから、茶碗に注ぎます。急須を軽く上下に振って、最後の一滴まで注ぎます。1杯30〜40mlが目安です。2煎目は冷ましたお湯を入れてから30秒位待ちます。
ほうじ茶の入れ方
ほうじ茶の入れ方は、大き目の急須に一気に熱湯を入れて香りを出すのがポイントです。急須に適量(1杯3g程度)の茶葉を入れます。急須に一気に熱湯を入れ、蓋をして15〜30秒蒸らしてから、急須の中を見て茶葉が開いているのを確認し、茶碗に注ぎます。湯の量は、1杯120〜130mlが目安です。2煎目は、急須からすぐ茶碗に注ぎます。番茶も同じ入れ方です。お茶の有効成分は、2回目でほとんど出つくしますので、それ以降は茶葉を取り替えます。古くなったほうじ茶は、フライパンで軽く炒りなおすと香りがよみがえります。
粉茶の入れ方
粉茶は、短時間で濃厚なうまみが出るので、茶こしを使って直接茶碗に入れます。
熱湯を茶碗に入れ、茶碗を温めてから湯を捨てます。茶こしの中に茶葉(1杯2g)を入れ、茶こしをの下に茶碗を当て、熱湯を注ぎます。茶碗に130ml前後注いだら、茶こしを持ち上げ軽く振ってお茶を注ぎきります。
急須を使う場合は、茶葉を入れ熱湯を注いだら、すぐに茶碗に注ぎます。急須を振って最後の1滴まで絞り出して下さい。熱湯で入れるので、陶器の大きめな湯飲みを用意すると良いでしょう。
寿司屋の定番のお茶で、濃いのにさっぱりとした味わいは、お寿司やお酒の後にピッタリのお茶です。
|
|