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| トリニダードとロス・インヘニオス盆地 |
キューバ島南岸のトリニダードには、主に18〜19世紀に建造された、バロック様式の豪壮な大邸宅が建ち並んでいます。
これらは当時、島の基幹産業だった砂糖産業で莫大な富を得た農園主たちの栄華の名残です。
彼らに富をもたらしたサトウキビ・プランテーションの中心地が、トリニダード郊外に広がるロス・インヘニオス盆地です。
ロス・インヘニオスが「砂糖工場」を意味しているように、この肥沃な盆地では、最盛期には56もの砂糖工場が稼動し、キューバの全人口の4分1に相当する、4万5000人近くの黒人奴隷が労働に従事したと言われます。
現在、盆地に残る工場の廃墟が、島の経済を支えた奴隷たちの苦労を偲ばせています。 |
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