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| アジャンターの石窟寺院群 |
1819年、デカン高原北西おアジャンターで発見された仏教石窟院群は、湾曲して流れるワゴ−ラ河川岸の断崖面に、30の石窟が彫られています。
最初の開窟が行われたのは紀元前2〜後2世紀と考えられ、その後、グプタ朝最盛期の後5世紀中頃に再び造営が始まり、7世紀まで続けられました。
石窟内には膨大な数の石造彫刻が残り、6〜7世紀に制作された壁画群はとりわけ高い価値をもっています。
テンペラ技法の一種で描かれたこれらの壁画の多くは、釈迦の本生譚(ジャータカ)に代表される説話を題材とし、その彩色と緻密な描写から高い芸術性が認められています。
まとまった量と良好な保存状態を保つ、ほぼ唯一の古代インドの壁画と言ってよく、グプタ朝とそれに続く時代に絶頂を迎えた絵画芸術の最高峰です。
後に制作された東アジアの仏教絵画の多くに、多大な影響を及ぼしました。 |
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