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| 紀伊山地の霊場 |
紀伊山地は古代より「神の籠もる聖域」とされた山岳地帯であり、自然崇拝を核とするさまざまな形の信仰が三つの霊場とともに発展してきました。
世界遺産として登録された紀伊山地の霊場と参詣道は、自然崇拝に根ざした日本古来の神道と、百済より伝来した仏教が結びついた神仏習合思想を表すものとして高い遺産価値があります。
また霊場の仏教寺院と神社と紀伊山地の自然環境が一体となって文化的景観を形成し、その景観が1000年以上にわたって保存されてきた点も高く評価されました。
そのため、遺産の一部として登録された神社や寺院は、個々の物件の様式や工法といった建築的な価値よりも、山や滝、川などの自然環境と一体となった景観の構成要素として価値があるとされています。
なお、「紀伊山地の霊場と参詣道」は、日本の世界遺産としては遺産全体が文化的景観として登録されたのは初めての例です。「紀伊山地の霊場と参詣道」として登録されたのは、「吉野・大峯」「熊野三山」「高野山」の三つの霊場と、それらを結ぶ参詣道です。 |
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