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| コルディリェーラ山脈の棚田 |
ルソン島北部、コルディリェーラ山脈の標高1000〜2000mの斜面に、2万kuにわたって棚田が続いています。
この風景を生んだ耕作技術は、少数民族イフガオ族の間で2000年前から口承されてきたものです。
急斜面での棚田の幅は2〜3m、上下段を分ける泥壁や石垣の高さは6〜10mで幅は30cmほどです。
農道の役目も果たすその泥壁や石垣の総延長は、地球半周分の約2万kmに及ぶと言います。
節を抜いた竹筒で湧き水を通す灌漑システムも、2000年前から受け継がれてきたものです。
急峻な山岳地帯で農作を行うために、古代の人々が編み出した方法は、植民地時代以前の文化を伝える唯一のものとして重要です。
しかし、近年は後継者不足から荒廃する棚田が増加しています。2001年、壮大な文化的景観を守るため、危機遺産に登録され保全対策が進められています。 |
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