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| ミュシュタイルの修道院 |
ミュシュタイル渓谷にあるベネディクト会の聖ヨーハン修道院は、外観は簡素ですが内部は壮麗なフレスコ画あふれています。
19世紀末と20世紀半ばの補修工事で発見されたフレスコ画は、主に9世紀と12世紀のもので、なかでも9世紀のものは、カロリング朝時代の様式をとどめる最古の作例です。
また、「旧約聖書」「新約聖書」を題材としたフレスコ画は全82場面にも及びます。
聖堂内部にこれほどまでに、多くのフラスコ画か描かれた例は他にありません。
フランク王カール大帝の命で、780年に創建された修道院はアルプス越えの要衝の地でもあったので、当初は軍隊の宿泊所も兼ねていました。
単身廊式の聖堂は、15世紀に二つの側廊と三つの礼拝堂をもつ後期ゴシック様式に改築され、現在に至ります。
12世紀に女子修道院となって以来、今もここには十数人の修道女が奉仕する生活を送っています。 |
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